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にゃる・しゅたん! にゃる・がしゃんな!
萌え絵の絵本とかあるわけです。
ラノベスピンアウトの絵本とかあるわけです。
「北斗の拳」の原哲夫が絵本とか描いちゃうわけです。


クトゥルフに絵本があってもいいよね。


と海を越えた本場で誰が考えたのかは知りませんが、こんなの出てました。
『WHERE THE DEEP ONES ARE』



……いや、どう考えても情操教育によくないだろうよこれはよ。

かろうじてクトゥルフものだということはわかる絵本です。
クトゥルフだいすきなたぬきさんに、ざざっと読んでいただきました。

主人公は名前忘れたけど、ジョージとか普通の名前でした。
下の絵がそれです。なんか蛙の着ぐるみみたく見えますが、そもそもこういう生き物です。

なんと、
どうもこいつはクトゥルフそのものらしいのです。
大食らいなのでお母さんに節食を命じられて、それが嫌で外界に飛び出しちゃったらしいのです。

なにそれ……ゆとり? DQN?

ごはん探すため、プチじゃなくて家出をした主人公はインスマスの街に行き着きます。
そしてキャプテンマーシュに出逢います。
キャプテンマーシュはどうもジョージを敵認識したようで、深きものどもをし向けます。

いや……「敵」っていうかさあ、ジョージ(仮)って明らかに頭やばいかんじじゃないかな。
もう放置しておいた方がよかったんじゃないかな。

しかしそんな読者の迷いも、深きものどものイラストを見た瞬間吹き飛びます。



すげえ。新境地を見た。
表紙のあれらは深き者どもだったのです。
世界は広いです。
ニューイングランドではこんなアヴァンギャルドな生き物が歓待してくれるのです。

そして、中盤の展開はよくわからなかったですが、ともかくジョージ(仮)は彼らを負かしてしまいます。
ジョージ(仮)にとっては、深きものども=Deep Oneたちはご飯の範疇だったっぽいです。
深き者どもの上に君臨するジョージ(仮)。

ラストでは酒池肉林でうはうはのジョージ君(仮)が描かれているのです。

ダンス・ウィズ・プリティーガールズ・オブ・インスマス っておい。

「蠱惑的な口元が魅力のさくらちゃん」とか「たまきちゃんはエロチックな肢体と鱗がセクシーポイント」とかあったりするんでしょうか。
それにしてもこのジョージ(仮)ノリノリである。

えーと腹ヘリDQNがよそん家に上がってって住人ボコった挙げ句舎弟にしちゃった話……だよなあ。

人間の価値観や常識を揺らがせるという点ではとてもクトゥルフらしい絵本であります。
人外イラストについては水木しげるを超える人はいないと思っていましたが、こんなところに隠れた才能が転がっているものです。
ああそうか、これ、水木しげるの絵本とかだと思えばいいんだよ!

その心は「子供に見せようと思う時点であちらの住人になってる」。
おあとがよろしいようで。



たぬきさんは高らかに「これ、有りですよ!」と仰いました。
そ、そうなの? ていうかたぬきさんあっちの人なの?
by Cmjichinensei | 2008-08-18 14:53 | つれづれごと
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