上毛かるた

上司が東京にいっていろんな方とお話してきたそうです(取材と言え)(だって兼忘年会)。
そこで土産にもらってきたのが「上毛かるた」。
群馬出身の上司が懐かしさにむせいでおりました。

c0010759_18542779.jpg

ご当地チェック群馬県の冒頭にもあげられております。
終戦の傷跡生々しい昭和22年に、当時の大人たちが子供に国土の誇りと希望を持たせようと作った元祖地域興しの一品。
他県の人間にはあまり想像つきませんが(何がってこの手の試みが成功することが)、群馬の小学生はみんなこれを覚えていて、毎年カルタ大会が全国規模(=県大会と同義)で行われるんだそうです。
トランプや花札には負けるが、マジック・ザ・ギャザリングや遊戯王なんて目じゃないプレイ人口の和製カードゲーム。

上司は学校代表にもなったことがあるそうです。
いまいちどこまですごいのか分からないですが、大会の様子は百人一首公式大会のそれに劣らないそうです。
なにしろカルタなので、百人一首のように冒頭の音がかぶることがありません。それだけに非常に熾烈な戦いが繰り広げられるのだそうです。
さらに重要な札をそろえると役がつくのだそうです。「県都前橋生糸の市(いとのまち)」は、二つの役に絡む重要なカードなんだそうです。

c0010759_19184278.jpg
吞龍というのは偉いお坊さんの名前だそうで。爆撃機の名前になったのは、中島飛行機が地元にあったからで、吞龍上人さまはそんなのは心外だったに違いないと上司の弁。c0010759_1919399.jpg
「裾野は長し赤城山」とか「繭と生糸は日本一」とか「歴史に名高い新田義貞」など、地元の名山や特産や人物が織り込まれていて、他県の人間にはさっぱり分からないのですが、
群馬の子供はみんなこれを知っているのだそうです。
群馬県民を名乗っても、これらを言えるかどうかで本当に群馬県民か分かるのだとか。
「『紅葉にはえる』」
「えっ?」
「『妙義山』だ。おまえ群馬の者ではないな!?」
とかできるそうです。する機会があるのかはおいといて。

こんなもんない兵庫県民にはぴんとこないのですが(おかげさまでことごとく伝聞口調)、
うらやましい郷土愛です。

絵札も読み札も、60年変わらないそうですが、唯一変わっているのがこの札。
c0010759_19244879.jpg
群馬の人口が増えるに従って数字も変わっており、160万が最初だったのが、今では200万です。「力を合わせる」の後に何万を持ってくるかで、その人の世代が分かるとか。
ちなみに上司は180万と言っていました。

これのせいで、百人一首は群馬ではメジャーになることができなかったのだそうです。
このカルタにらくがきする子供はいないのだそうです。

教育の理念というものは生き続けるのだなあと思いました。
[PR]
by Cmjichinensei | 2006-12-18 19:36 | 日々(旧)


国際通信社発行のコマンドマガジン編集部ブログ。編集日記とゲームあれこれをいちねんせいが書いてます。基本的に月-金で日々更新予定。詳細はヘッドライン参照。


by cmjichinensei

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
つれづれごと
ゲームよしなし
ゲーム(旧)
日々(旧)
関ヶ原ウォーランド
AT-43シリーズ
はやぶさ

リンク

以前の記事

2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
more...

検索

お気に入りブログ

ソークオフだよ人生は(ほ...

タグ

(2)
(2)
(1)
(1)
(1)

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

ゲーム
歴史

画像一覧