名古屋出張(7) 歴史のかけらをしのぶ「紙魚におそわれた」

いい加減おなかいっぱいの一行です。
700円なんて全然安いです。
しかし2回目も700円は高すぎる。

「700円で永久パスを販売すべきだ。2回目来るやつは本物のファンだ」

私はいりません。
その代わり今日この日をとことん堪能いたします。
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というわけで資料館(写真は出口ですが)。
この建物は正面門です。
狭い階段を上ると、門の上の部分が資料館になっているのです。
あのほら、学校の理科準備室の暗さ。
あれを思い出してもらったらちょうどいいかんじです。
いちおうそれっぽいものがたくさん並んでいます。
階段の近くにある弾丸を見て、たぬきさんがぽつり。
「どうみても戊辰戦争以後の弾なんだけど……」
まあ、細かいことはスルーしていきましょう。

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井伊の赤備の武具です。暗いのであんまりきれいにとれません。

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中央にはなぜか「江戸時代の自家用車」として駕籠がいくつかならんでいます。
ガラスケースにナイロンが張ってあるんではないのです。
木枠にナイロンが張ってあるだけなのです。
なんつーか……差し押さえくらった家具屋ってこんなかんじ……。

価値があるのかないのか微妙な品がぞろぞろ並んでいます。
関ヶ原の歴史書もありましたが、ぎゃあ!紙魚が。
紙魚がうようよと!!はいずったあとの溝が!!
「ああ、もう紙魚に大分やられちゃってますねー。持ち上げると紙魚の糞がぼろぼろ落ちてきますよきっと」
笑顔の学芸員さん。
こわいです。

「これを初デートに持ってきたら決裂間違いなしだな」
「いやいやそれでも引かない彼女を捜すべき」
……たぬきさん以外独身男が悲しい会話をしています。
ちなみにうちらだけが客だったわけではなく若い女性の二人連れとかもいらっしゃいました。
昨今のゲーム人気につられてきたようです。
……楽しめたとするなら結構な猛者もいたものです。なるほど希望は捨てなくてもいいようですよ!

さてそろそろ最終盤にさしかかっております。

入り口奥にもう一つ大きめの資料館がありました。
中の壁には数々の関ヶ原関連資料がパネルになって貼ってあります。

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こちらは有名武将の辞世の句。
そのほか、人数とか、武将のその後とか、関ヶ原前後の歴史の詳細などもパネリングしてあります。
壁の一面は、小さめの舞台ができておりまして、かつてはここで寸劇などが行われたのだろうと推察されます。反対側の壁には、関ヶ原合戦図のミニチュアが立体図面として再現されており、300円入れるとぴかぴか光がついて、関ヶ原全解説が25分にわたって流れるようです。
聞いてみたい。聞いてみたいがそんなもののために300円。
みんな逡巡していると、数人のご老人ツアーの一人が、ちゃりんと入れてくれました。
ありがとう!!
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ちかちかマップが光り、流れ出す昭和30年代の東映映画のようなBGM。
朗々と語るナレーション。
「関ヶ原合戦は、慶長5年9月15日うんぬん……、平和のための戦いであった……」
気合いの入りっぷりがなみなみではありません。
そこらのアナウンサー見習いとかであろうはずがない。
「これは、あれだ。ここを作った創設者が、ノリノリでスタジオ借りて録音したに違いない」
違いない違いない。
口調がもう入ってる感じでした。
そろそろ時間がないので、ちょっとしかきけませんでしたが、全編聞いていたらおそらく全員滂沱の涙を流していたに違いありません。
語りの説得力というのは、うまい下手ではないのです。
魂の込められ具合なのです!!

そう、我々が異常なハイテンションでここを回りまくることができたのは、創設者の愛がそこかしこに込められていたからです!!
関ヶ原の細かな地形すらも盛り土で再現し、池を掘り、道を造り、あらゆる有名エピソードをつめこみ、一体一体顔の違う拙い等身大人形を配置し、あたかも入場者に関ヶ原の戦場のさなかにいるかのような錯覚を感じさせようとした情熱の形がこの「関ヶ原ウオーランド」なのです!!
成功しているかどうかはともかく!!(言った!)

しかしここは決して馬鹿にするような場所ではないのです。
この近くには関ヶ原の慰霊碑も存在します。
関ヶ原を忘れず、関ヶ原を悼む。そのために作られた施設なのです!(そうなの?)
つわものどもがゆめのあと……。そんな名句を体で感じられる場所はそう多くありません。

しかも我々が訪れた10月21日は、まさに406周年記念日!!
これが運命でなくてなんでしょう(偶然でしょう)。

是非皆さんも一度行ってみてください。
少なくとも最初の700円は損にはなりません。
そして帰りには「麗守都関ヶ原」で「よもぎちゃん」と握手してきてください。
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「よもぎちゃん」:背中には赤いビニールテープで「天下」と書いてある。
おみやげには「天下餅」(という餅が本当にあった)がいいでしょう。


絶好の行楽日和に、エキサイティングなタイムスリップ体験をお約束します!!



(ようやっと終わりです)
(ほかにも行ったとこありますが、そこはまた今度)
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by cmjichinensei | 2006-10-23 19:46 | 関ヶ原ウォーランド


国際通信社発行のコマンドマガジン編集部ブログ。編集日記とゲームあれこれをいちねんせいが書いてます。基本的に月-金で日々更新予定。詳細はヘッドライン参照。


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